環境に配慮したエコ&エシカル名刺でビジネスの印象をアップ!エコな用紙や印刷方法とは?

はじめに

名刺は、ビジネスの第一印象を決める重要なツールです。
取引先やクライアントに自分のことを伝えるときに名刺はビジネスの顔となります。
相手に自分の魅力や信頼性をアピールするだけでなく、自分の仕事や価値観に合わせて、オリジナリティあふれる用紙やデザインを選ぶことができます。
しかし、名刺は紙製品であるため、環境への負荷も無視することはできません。
森林伐採や水資源の消費、廃棄物の発生、輸送費用など、名刺の製造や使用にはさまざまな環境問題が関わっています。
そのため、環境に優しい名刺を選んでみるということも、企業の理念や活動を伝えることができる1つのアイデアなのではないでしょうか?
 
今回は、環境に配慮した名刺の作り方とおすすめの用紙やデザインとその作成方法をご紹介していきます。

1. 環境に優しい用紙の種類とメリットとは?

紙製品には、環境に配慮した「環境に優しい用紙」というものがあります。
環境に優しい用紙とは、森林の持続可能な管理を行った木材を使用した用紙や、古紙を再利用して作られた用紙など、環境負荷を抑えた素材で作られた用紙のことをいいます。
例えば、どのような用紙があるのでしょうか?見ていきましょう。

1-1. FSC認証紙:森林の持続可能な管理を行った木材を使用した用紙

環境にやさしい用紙の1つに、FSC認証紙というものがあります。
FSC認証紙とは、森林管理協議会(Forest Stewardship Council)という国際的な非営利団体が認証した、森林の持続可能な管理を行った木材を使用した用紙のことをいいます。
実際どのような用紙のことをFSC認証紙と呼ぶのでしょうか?
紙資源の削減を目指している活動の一環において、森林の生態系や生物多様性、地域社会や先住民族の権利などを守りながら、木材資源を利用している素材から作られた紙のことを総称して、FSC認証紙と呼んでいるのです。
FSC認証紙を使用するとFSC認証紙認証マークを名刺にプリントすることができます。
FSC認証紙は、一般的な用紙よりもCO2排出量や水資源の消費量が少ないため、この用紙を使用することで、環境保護に貢献するだけでなく様々な過程におけるコスト削減にも貢献することができます。

1-2. 再生紙:古紙を再利用して作られた用紙

古紙を再利用して作られた用紙もFSC認証紙の1つとして認められています。
再生紙とは、古紙を再利用して作られた用紙のことをいいます。再生紙を使うことで、新たに木材資源を消費することなく、なおかつ廃棄される古紙を有効活用して使うことができます。
そして古紙を再利用して作られたリサイクルペーパーにもFSCリサイクルラベルを付けることができます。
古紙を再利用することで新たに木材資源を消費しないという点で、間接的に森林保全につながると考えられているからです。
再生紙は、本来破棄される運命にあった古紙をリサイクルして環境に貢献できるところがメリットですね。

2. ペーパーレス化の推進とその効果とは?

ペーパーレス化の推進とその効果とは?
最近では官公庁でも企業でもペーパーレス化の推進に力を入れるところが増えています。
ペーパーレス化とは、紙媒体を使わずに電子媒体で情報をやり取りすることをいいます。そしてそのようなペーパーレス化は、名刺発注のWeb化でも実現することができるのです。
名刺を作成するときに必要な原稿管理、発注、校正などがすべてWEB上でできるサービスを利用することで、用紙の消費や保管を減らすことができます。

2-1. 名刺発注のWeb化でペーパ-レスに!

名刺発注のWeb化とは、名刺発注、校正、原稿の管理などをすべてWEB上で完結できるサービスのことをいいます。名刺の発注をWeb上で行うことで、紙の消費や保管、校正紙などの出力の削減、対面で相談する時間等を減らして作成することができます。
また、在宅勤務やテレワークなど新しい働き方にも対応できます。Web上で名刺を発注することで、印刷や用紙のコストを安く抑えることができるのも嬉しいところですね。

2-2. 在宅勤務やテレワークなど新しい働き方にも対応

新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務やテレワークなどの新しい働き方がここ数年で急激に広がっています。しかしそのような状況でも、ビジネスに欠かせないのが名刺です。
在宅勤務やテレワークという働き方の方にも、Web上で名刺が作れるサービスというのは自宅で名刺を注文することができるのがメリットですね。
Webで名刺を発注すると、工程が簡単なものなら発送までの最短日数が短く、急ぎの場合でも安心です。

3. 名刺の注文方法でエコに貢献!無駄・廃棄を削減する方法とは?

名刺の注文方法でエコに貢献!無駄・廃棄を削減する方法とは?
名刺の注文は、一般的には100枚からとなっています。しかしそんなに使わない、少なめでいいから100枚単位よりも安価に注文できたら…という要望をたびたび耳にします。
また名刺の廃棄や、デザイン変更などで台紙やデザインがたびたび変更になる場合も少なめに作っておくことで、廃棄を失くしエコに繋がります。
印刷物の無駄・廃棄は、環境への負荷だけでなく、コストや時間の無駄にもなります。印刷物の無駄・廃棄を削減する方法としては、以下のような方法があります。

3-1. 50枚名刺を活用しよう

名刺は、基本的には100枚からの注文になります。
しかし、期間限定で役員を引き受けることになった際や使用頻度が低いが名刺が必要になったという場合には、100枚単位で名刺を作ってしまうと使い切れないという懸念が出てきてしまいます。
そのようなときは50枚単位で名刺を作るという選択肢があります。
50枚名刺は、使用頻度が低い場合や期間限定の場合に利用する価値があります。100枚では使い切れない名刺の場合は廃棄を防ぐことができます。
50枚名刺は、100枚よりは単価は上がりますが金額総額は100枚を作成した時よりは一般的に安価に作成することができます。
100枚の名刺が使いきれないという時には、50枚名刺を作成することで廃棄も少なくて無駄がなくなり、エコに貢献することができます。

3-2. オンデマンド印刷による台紙の在庫リスクの削減!

オンデマンド印刷を使用することで台紙を在庫せずに必要な分だけを印刷することができます。オンデマンド印刷だと台紙の在庫を抱える必要がないためフレキシブルな対応が可能です。デザイン変更などで使用できなくなった台紙の廃棄を防ぐことができます。
印刷物の無駄・廃棄を削減する方法は、環境負荷の低減だけでなく、コストや時間の節約にもつながります。

おわりに

環境にやさしい名刺は、名刺をお渡しする相手に自分の環境への思いやりや倫理観を伝えることができます。
環境にやさしい素材やペーパーレス化、印刷物の無駄・廃棄の削減など、環境負荷を低減する方法をご紹介してまいりました。
また、名刺にFSC認証紙のロゴを印字することで、自社の環境への取り組みや責任感を伝えることもできますね。
環境にやさしい名刺で、ビジネスの印象を高め、ビジネスチャンスや関係性を高めていきましょう。