SDGsへの取り組みを名刺に記載したい!ロゴを使用する際の注意点とは

世界共通の目標として掲げられているSDGs。
最近ではニュース等に限らず、様々なシーンで耳にする機会が多くなったことでしょう。
日本の企業でもSDGsへの取り組みを行っているところは増えています。
SDGsへの取り組みは、名刺に記載することが可能です。
そこでこの記事では名刺にSDGsへの取り組みを記載する場合の、ロゴを使用する際の注意点についてご説明したいと思います。
これから名刺にSDGsのロゴを取り入れたいとお考えの方はぜひ、ご参考下さい。

SDGsって?

SDGsとは
<出典>「国際連合広報センター」HP

まずは、SDGsの概要について確認しておきましょう。
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の頭文字を組み合わせたもので、日本語では「持続可能な開発目標」と表されます。

2015年9月に開催された国連サミットでは、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が加盟国の全会一致で採択されました。
これは“「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現”を目指した行動指針です。
この「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に、2030年までに達成する国際目標として記載されているのがSDGsです。
SDGsは「17のゴール(目標)」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
「17のゴール(目標)」の内容は次の通りです。

1. 貧困をなくそう
2. 飢餓をゼロに
3. すべての人に健康と福祉を
4. 質の高い教育をみんなに
5. ジェンダー平等を実現しよう
6. 安全な水とトイレを世界中に
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8. 働きがいも経済成長も
9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
10. 人や国の不平等をなくそう
11. 住み続けられるまちづくりを
12. つくる責任 つかう責任
13. 気候変動に具体的な対策を
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
16. 平和と公正をすべての人に
17. パートナーシップで目標を達成しよう

このように、貧困や健康、福祉や教育、環境や経済など幅広い分野において目標を掲げてあり、SDGsへの取り組みは発展途上国から先進国まで世界中で広がりを見せています。

SDGsへの取り組みを名刺に記載するメリット

SDGsへの取り組みを名刺に記載するメリット

SDGsのロゴやイラストは、SDGsを支援し条件に適合した活動をおこなっている企業や団体であれば、原則として自由に使用することができます。
名刺にSDGsのロゴ等を記載すると、次のようなメリットが得られます。

企業姿勢のアナウンスとイメージアップ

名刺にSDGsへの取り組みを記載することで、企業姿勢を広くアナウンスすることができます。
またそれによって、クライアントに対して「グローバルな視点をいち早く取り入れられる会社だ」「社会問題や環境へ思いがある会社だ」といったポジティブな企業イメージを与えることができるといったメリットもあります。

従業員の意識向上

また、SDGsへの取り組みを記載されている名刺を使用することで、従業員自身もあらためて認識し動くようになる、といった効果も期待できます。

話題提供

ロゴやアイコンが記載された名刺を受け取った側がそれを見ることによって、SDGsが話題となる事も大いにあるでしょう。
相手がSDGsについて知るきっかけや興味を持つきっかけとなれば、SDGsを社会へより広めていく活動にもなりますね。

SDGsのロゴ等を名刺に記載する方法

SDGsのロゴ等を名刺に記載する方法
<出典>「国際連合広報センター」HP

SDGsのロゴやアイコン等は、下記の「国際連合広報センター」からダウンロードが可能です。
SDGsのロゴやアイコンが一覧としてや個別にダウンロードでき、カラー、白黒、カラー反転されたものなどが用意されています。


<参考リンク>「国際連合広報センター」HP
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/sdgs_logo/

SDGsのロゴを名刺に使用する際の注意点

 SDGsのロゴやアイコンを名刺に使用する際には、注意点もいくつかあります。

用途によっては許可が必要

先述の通りSDGsのロゴやアイコンは、条件に適合した活動をおこなっている企業や団体であれば原則として自由に使用することができますが、使用目的によっては許可が必要になります。

【許可の必要性の有無と使用目的】

許可の必要性 使用目的
許可が必要 ・資金調達目的
・商業用途
許可は不要 ・情報目的

資金調達目的とは、「SDGsを支援する活動の費用を賄うための資金の調達を意図する使用」を指します。
また、商業用途とは、「SDGsをさらに広めるための営利主体による、または、商業的もしくは販促用商品および/もしくは製品における使用」を指します。
これら二つは事前に国連への許可が必要であり、適切なライセンス契約が必要とされています。
情報目的とは上記2つ以外の場合で、「SDGsを普及させる認知活動で、非商業的で資金調達を意図しない使用」を指します。

一般的にSDGsへの取り組みを名刺に記載することは、許可が必要ないケースがほとんであるとされています。
もしも心配であれば、事前に国際連合広報センター等へ問い合わせて確認しておくとよいでしょう。

SDGsのロゴやアイコンの縦横比や色を変えてはいけない

ダウンロードしたSDGsのロゴやアイコン、カラーホイールを名刺に記載する際は、縦横の比率を変えたり、色を変えて使用したりしてはいけないことになっています。
また、ロゴの背景の色は、白色かライトグレーである必要があります。

国連のマークの付いたロゴは国連の関連団体のみ使用可

SDGsのロゴには国連のマークが付いたものがありますが、こちらは国連の関連団体のみが使用できるものであり、それ以外の企業や団体は使用することができません。

会社ロゴとの並び方や文言に決まりがある

企業のロゴとSDGsのロゴを並べる場合、両者の間に「ライン」を引かなければならないという決まりがあります。
ラインのカラーは「100%黒色」、サイズは「0.5ポイント」という指定もあるので守るようにしましょう。

会社ロゴとの並び方や文言に決まりがある
<出典>「国際連合広報センター」HP

また、ロゴ等の下には「(主体名・企業名 又は 私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を入れなければなりません。

ロゴ等の下には「(主体名・企業名 又は 私たち)は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています」という文言を入れなければなりません
<出典>「国際連合広報センター」HP

まとめ

DGsへの取り組みのロゴやアイコン等は原則として自由に使うことができますが、使用上の注意事項を守って用いるようにしましょう。

SDGsへの取り組みを名刺に記載すれば、企業イメージの向上や従業員の意識向上などのメリットがたくさんあります。
そのためには日頃から企業でのSDGsへの取り組みはもちろん、信用上の面からもロゴ等も正しい使用が求められます。
ロゴやアイコン等は原則として自由に使うことができますが、使用上の注意事項を守って用いるようにしましょう。


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